今朝は、TBSで筋膜リリースを紹介していました。
綾瀬はるかさんもご愛用のランブルローラー、グリッドフォームローラーが紹介されていました。 むきむきマンのトレーナーさんが、使用方法を説明されていました。
ではまず筋膜とは、何か? 筋膜は、筋肉と筋肉の間にある膜、筋肉と骨の間にある膜、内臓を包む膜、神経などの組織を全てをはりつけて形を作っている「膜組織」のことを指します。
筋膜は全身を蜘蛛の糸のように張り巡り、身体を内側から支えている重要な組織なのです。
筋膜
骨を包む第2の骨格とも言われています。
筋膜は、筋肉を包む筋膜=皮下筋膜と、全身を包む筋膜=浅筋膜・深筋膜があります。筋肉を包んでいる筋膜を骨格にバランス良く配置し、ボデイスーツのように体全体を包み込むのが深筋膜です。浅筋膜は、皮膚の下にある皮下脂肪です。
蜘蛛の巣のように身体にまとわりついているのです。スパイダーマンのように(笑)そして骨格のように身体を安定させているのです。ピラティスでは、お腹割りを鍛えて、筋肉のガードルを作るなんて表現している人もいましたが、つまりは、筋肉と筋膜を安定させるわけですね。
なんとなくは理解できてきましたか。
筋膜同士は滑走します。滑走しなくなった時に、結果として身体が動かしにくくなるのです。
本来であれば、筋肉と筋肉と滑りが良いと身体は楽に動くはずなのですが、それは筋膜がきちんと働いているからです。それが働かずに、筋肉同士がへばりついてしまうようになると、「動きにくい」「原因不明の痛み」となるのです。
筋肉一つ一つ包み込んでいる筋肉同士の滑走が起きなくなった場合、束になった筋膜同士が滑走できなくなった場合、筋肉の拘縮、筋膜のねじれが起きてきます。それは芯の部分の骨格の歪むに関係してくるわけです。
筋膜には全身のネットワークがありますから、ボディスーツのように全身を覆っているわけですから、全身に影響を及ぼして、関連痛とも呼ばれる関係のない場所が痛くなったりする場合もあります。筋膜同士が癒着している場合、関節の動きが悪くなります。股関節の動きが悪いのは、臀筋部分の筋肉と股関節とが固まって動いているからなのです。いく層にも重なっている筋肉の束をまとめている膜と関節が癒着しているわけです。
筋膜が癒着して固くなると、血管や、神経の流れも悪くします。それが、痛みの物質を発生させて、感覚器官が、感知し痛みと感じるわけです。
このような状態が続くと脱力出来ない身体の状態に向かうわけです。
筋膜は、コラーゲン繊維と弾性繊維で構成させれています。ゆっくりと時間をかける必要があるのは、コラーゲン繊維が柔軟だが伸びにくいという性質があるためです。
筋膜についてはここまで。。。
それをリリースする、緩めるテクニックが筋膜リリース、筋膜セラピーです。
ヤムナも深い部分をリリースするという意味で、筋膜リリースのテクニックと言えると思います。
先ほどのランブルローラーやグリッドフォームローラー、ストレッチポール、テニスボールなどもセルフでリリースするためのグッズです。
なぜリリースするかは
フィットネス系の方々が期待する効果
- ケガの予防、リスクを減らす
- 疲労回復スピードが上がって身体が楽になる
- 筋肉の代謝が良くなり、ダイエットにも効果的
- 関節の可動域が上がり、筋肉が動きやすくなる
一般の方が期待する効果
- 慢性的な頭痛、肩こり、腰痛緩和、疲労感、ストレスの軽減
- 姿勢が良くなる
- 骨盤矯正。猫背予防
- X脚、O脚の改善
ヤムナボールは、柔らかく、弾力性があるので、筋膜の繊維質を傷つけないので、両方の効果が得られます。硬い筋肉の方には、ボールの圧を調節して使用することによって、より深く、気持ち良くその部分をリリースすることができます。ストレッチポールのリリースが苦手な方には最適です。
筋膜をリリースするには、筋膜組織の一部に圧をかけて筋膜組織全体を反応させ、自然なリリースを起こさせることが大事なのです。ごりごりしたり、ぎゅうぎゅう押し付けたりしては筋膜が余計に固くなってしまいます。
筋膜リリースは、身体のシステムの機能改善になります。
「リリース出来て、身体が楽に動くようなって良かった」これは、施術や治療としての筋膜リリースを受けた場合に感じることです。
ヤムナの目標は、「いつまでも自然で楽に生きられる身体を維持することを可能にするため」と思ってワークしてもらうことが必要なんです。
あくまでも、筋膜リリースは、ヤムナメソッドの一つのアプローチです。
- 自分からリラックスできる方法、身体を調整する方法です。
- 身体が自然と楽になると、気持ちも楽になります。
- 身体にとっては、筋力を高めることより、機能を高めることの方が重要です。
- 楽に自由に動く身体で動けば、自然と筋バランスも、アライメントも取れていく。
ヤムナワークの特徴です。