人生の終末をどのように迎えたいのか。
私の両親は、98歳と86歳で、元気で二人で生活しています。
父は、加齢黄斑変性という、眼の病気は患い、左目が見えません。でも普通に生活しています。読書量は減り、新聞に目を通す程度ですが。
人間には寿命があり、歳をとるにつれて老いていくのが当たり前です。
加齢は逆らえませんが、老化はその方のQOL生活の質で変わってきます。健康産業は、そのQOLを高めるために、その方にあったQOLを見つけて健康を維持するためにあるのが本来の姿です。
その方にあった、QOLのある生活を送って行けば、きっと寿命も延びるはずですし、人生の最後も楽に迎えられると思っていますが、その方にあう生活の質を見つけ出すことが、結構大変なのだと思います。
まずは、自分の体への理解が必要です。
次には、生活の質を維持したり、機能させるためには、その方のバックヤードも考えなくてはなりません。そして実行しなくてはなりません。
楽しいこと時間を過ごすこと、おいしものを食べること、リラックスする時間を過ごすことも生活の一部です。
辛いことも、悲しいことも、嫌なことを我慢することも生活の一部です。
そうしながら、生きていくのですよね。
でも今のメディアは、健康のために、長生きするために、「いいもの」ばかりを報道しています。
「いいもの」はわかりますが、それが自分にとっていいかはわかりません。それが、現在のメタボや、太り過ぎの方が多いのにも影響していると思います。
今日も、俳優の榎木孝明さんが、医師の元で1ヶ月間不食生活されたとか。
体は、すこぶる調子が良いようです。
少食ではなく、不食、水と塩分の入った飴だけを体に入れたそうですね。運動もされていたとか。
つまり、人間は少食でも生きていけるのです。
高齢者に、必要以上に栄養を与えるとか、水分を与えなくても、自分から体が要求する分を補えば、生きていける。
また必要以上に、補給すれば、体はきつくて辛いはずです。
肉をたくさん食べている高齢者は元気であると、報道されていますが、それが自分に合うかどうかは、わかるはずです。
オリンピック級のスーパーおじいちゃん、おばあちゃんはそうはいないのです。
延命至上主義、長寿国家、健康産業、医療充実国家、日本ですよね。
それが、本当にQOLの高い国家なんでしょうか。
人間らしく生きたい。人間の姿で死にたい。
私には、濃厚な医療が必要のない生き方をしたいです。それには、運動、そして少食、粗食、夜はゆっくり睡眠をとる生活ができるようにする気持ちで生きることだと思います。