Bodyworkstudio+gym

Conditioning studio based on Pilates and Yamuna

背伸びしてどこが伸びるの

背伸びした時にどこがのびますか? スタジオにいらした方にお聞きするといろいろな答えが返ってきます。

「背中かな?」「腕?」「胸?」「脇かな?」 私は、お腹が一番伸びます。その時のその方の身体の状態も影響しますから、「お腹が伸びなくて」なんて言えませんが。

写真の猫は、背中側ではなくてお腹側が伸びていますよね。キャットストレッチは、お腹と背中を伸ばす拮抗関係で伸ばすエクササイズです。単純なエクササイズですが、この動きで、その方の背骨の柔軟性や、お腹や背中の筋肉の柔軟性を知ることが出来ます。 「背伸び」ですから「背筋をのばす」と理解して当たり前です。 でもお腹と胸が伸ばされる身体が、自然な生理的な反応の身体なのです。ストレッチとして意識的に柔軟体操として行う場合は、意識的に行うので、身体には無意識に力が入りますので、この自然な生理反応とは違うところがのばされます。

ピラティスでキャットストレッチをあるスタジオで何回もいやになるほどやったことがあります。「力を抜いて」「お腹の力を抜いて」と言われ続けてました。つまり、このキャットストレッチは自然な生理的反応を求めていたからです。また、インナーマッスルを動かしたかったからだとは今では理解できます。

またあるスタジオでは、お腹に力を入れて、お腹で背中を引きあげてと言われてキャットストレッチをやりました。これは。動かしたい筋肉を使う方法です。ですから、これではあまり背伸びの心地よさはありません。

意識的に行うピラティスでは、自然な方法での生理的な反応でのストレッチは無理だと私は思います。

ピラティスは、筋肉を動かすエクササイズです。

ヤムナボディローリングで、お腹にボールを沈めていると、お腹は緩んで、内蔵もリラックスします。身体の自然な反応を呼び起こすのがヤムナのメソッドです。「緩める」には自然な生理反応が必要です。