ヤムナ&ピラティス-bodyworkstudio+gym

「究極の疲れないカラダ」を読んで

究極の疲れないカラダ

今年の夏は、40年ぶりの太陽の光を浴びれない天候となってしまっています。
これでは自律神経の調子が悪くなるのは仕方ありません。
そういう時こそは、有酸素運動で汗を流すのも悪くないですね。

スタジオの本棚は、「疲れない身体を手に入れる方法」というような本がどういうわけか並んでしまっています。

  • 健康でいたい。
  • 体力が落ちてきたような気がする。
  • この頃動くと疲れやすい。
  • 脚が、体全体が、不安だから身体を健康に保つことをしたい。

健康を考えるとき、体を鍛えたいとき、病気になったとき「カラダのしくみとはたらき」つまり「カラダの構造と機能」を知らなければなりません。

簡単に本のご紹介を〜

「体の使い方を変えればこんなに疲れない」
岡田慎一郎 理学療法士・介護福祉士・古武術の身体運用法を参考にした古武術介護を提案する

筋力に頼らず、身体に負担をかけない合理的な動き方を具体的に紹介した本
筋力や持久力トレーニングをして「身に付ける」という発想から、トレーニングはせずとも、今ある体のまま、身体が本来持っている力や動きを効率よく「引き出す」ことへの取り組みに導くことがこの本の狙いです。「あれ、いつの間にかラクになって疲れない」と気づく日のために。

「引っぱって、ゆるめてつけれない身体になる方法」
藤本靖  ロルファー

残り続けるその疲れ、目、耳、口、鼻を緩めれば一気に取れる。身体を芯からゆるめて疲れない身体を手に入れる方法論。
次回にゆっくり、この本の感想を書きたいですね。

2017-8-23

「究極の疲れないカラダ」
仲野広倫 米国政府公認カイロプラティックドクター・カイロプラティック認定スポーツ医
機能運動性を高める運動を日常のちょっとした合間に行うだけで、究極の疲れないカラダは簡単に手に入ります。

今日は、「究極の疲れないカラダ」について感じたことを

アメリカのカイロプラティックドクターの素晴らしさを礼賛する内容が色濃く感じますが、日本が学ばなければいけないことも多く書かれています。
MRIとか医療データーからその方の症状を特定するのではなく、その方の動きを注視するという診療。評価に時間をかけて患者さんがその治療方法を納得してからしか治療しないというスタンス。患者さんに治療方法を理解できるようにしてから判断させるということは日本でも学ばなければいけないことです。医者任せにしてしまう傾向が日本人は強いですよね。治療方法は患者本人が判断することは、自分の生き方を判断することでもありますから。

アマゾンの書評にも書かれていますが、この本を読んで疲れないカラダになるエクササイズはほとんど書かれていません。
この本に書かれてあるのは、機能運動性についてです。

カラダの『構造的問題(形の問題)』と『機能的問題(働き・動きの問題)』について語られることが多いです。「いくら歪んでいようと機能が正常であれば問題ありません。」と断言される治療家の方も入られますが、この本の著者の仲野氏、カイロプラティックドクターである彼も同様のようです。

骨盤矯正の例をあげて私なりに思うこの「構造的問題」と「機能的問題」について。。。

骨盤調整のエクササイズをしても、骨盤は調整されても構造(形)だけ変えても歩けば元に戻りますよね。外反母趾も同じです。なぜなら機能が修正されてないから。歩き方、足首、ひざ関節の使い方が以前と同じであれば、その神経情報で脳が判断します。そうするとまた元と同じように身体を動かすと元に戻ってしまうのです。その時点で機能が修正されてなければ、形を整えても元に戻る。この歪みは神経の働きと筋肉の動きによるもので骨の構造的歪みではないということになります。形を整えるのではなく、機能を改善することが重要だということです。

骨盤調整が悪いというのではなく、身体全体の機能を改善しようとして行うと非常に有効だということです。

ピラティスで正しい筋肉の動き方と身体全体の機能の改善を手に入れましょうということになるわけです。治療家ではないので、、 動きにくい筋肉、関節はヤムナワークでリリースしながらというのが私のワークの考え方です。

足底板を以前処方してもらったことがあります。足のアーチの改善するためにです。これを使用することによって歩き方、足の荷重の位置が改善されるわけです。脚の長さの左右差などで、腰痛や脚の痺れを感じている方には有効な処方なのでしょうが、私にはあまり効果を感じませんでした。やはりヤムナフットで足の骨、筋肉を細かく動かし安定させるという方法の方が向いていたようです。足腰の強さ、バランスを改善させるには安定性が必要です。その安定性はヤムナフットで育てることができます。

機能改善とは動かない部分を動かすようにすることと「究極の疲れないカラダ」と書かれていますが、確かに納得します。ただ、時間がかかるのです。即効性が低いけれど、持続性があるのですが。

以下は、書かれていることで私なりに注目したところ
  • 体力の衰えを実感するのは、機能運動性が落ちているから。
  • 機能運動性とは?
  • 柔軟性(関節の可動域)・安定性(筋肉の強さ)・バランス(動きの協調性)の総合得点で体を動かしたいように動かせる能力。
  • 機能運動性の向上させるには。疲労しにくいカラダを手にする鍵は。
  • 運動能力・その人の動作のキャパシティを高める・目覚めさせること。(キャパシティとは自分の中に取り込める能力)
  • 運動器は、動きを出す機能と運動を安定させる機能に大きく分かれる。動くものを動くべき状態にして機能運動性を改善させることで体は疲れなくなる。
  • 機能運動性の指標の柔軟性は、筋肉と関節が必要な距離にまで動くことです。柔軟性を出すためには関節の動きがすごく重要です。
  • 筋肉の強さ=安定性
  • 関節が硬いからストレッチするのは間違い。軟部組織(筋肉、関節、靭帯、腱)リリースが必要です。
  • 痛みが起こった時は、何から起きているのかを知ることが大事。
  • 腰痛のほとんどは機能障害に起因する。
  • 機能障害とは、悪い姿勢だと故障しやすいということです。
  • 急性の激しい痛み以外は動いた方が楽になる。疲労は筋肉に蓄積する。
  • 医療を受ける以前に正しい体の使い方を知ることが大切。
  • 痛みがなくなっても、機能運動性がが落ちたままではいつまでも痛みの予備軍からはにけだせない。
  • 何が原因で、どう体の使い方を変えて、トレーニングすればいいのかがわかって初めて将来の健康を手に入れることができる。
  • 機能運動性が落ちていれば、痛みの有無とは関係なく寝たきり状態が近づいていることを忘れてはならない。
  • 一回でどんなに効果的な治療をするよりも、トレーニング方法を教えるより、正しい体の使い方を教えるほうが効果が高い。
  • 痛みは脳の感じ方から環境因子まであるとあらゆるに関係するからこそ、機能運動性の向上を突破口として生活習慣を見直すべき。 
  • からだは使っているようにしか進化しない。
  • 体の老化って   もともと悪くなっていた部分があって自己治癒が追いつかなくなったことが原因。年齢とともに筋肉量や筋肉につながる神経量が落ちる。すると筋肉の中にあるグリコーゲンの量が少なくなってパワーが落ちる。体の動きは悪くなり、血液循環も悪くなり、細胞の回復も遅くなっていく。これが老化。

筋骨格系の機能改善、トレーニング方法について著者の考えが明確に述べられています。彼は医者であり治療家である方なので、内容も精査されて書かれてあるはずです。その方が、「体は使っているようにしか進化しない」と断言されていられる。生活習慣病なんて、本当に使っているように進化した結果です。日々気をつけること、どんな身体にしたいのか、どんな身体を手に入れたいのかとしっかりした展望を持って身体作りをしていかないといけないのだと。。。 今は、「大人の体育」、まずは身体について「カラダの構造と機能」について学ぶことが必要で、それからご自分の身体に向き合い、それからトレーニング方法の選択をすべきと言われている筋骨格系のトレーニングに携わっていられる方々が多いです。そしてそいう活動をされていらっしゃいます。 このスタジオも少しでもそのお手伝いができればと努力をしております。